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ジョブ一覧
Jobsゲネシスオンラインには、13種の職業が存在する。
また、タンク、ヒーラー、アタッカーと《ロール》が決まっており、戦闘においては各自が連携することが重要である。
タンクには《スタイル》と呼ばれるシステムが実装されており、これを自由に選択することで異なったプレースタイルを楽しむことができるほか、戦略の幅が大きく広がる。
ダイヴ以前はそれぞれのジョブに決まったアビリティが各40個前後存在し、それを回して戦闘を行っていたが、ダイヴ以降においては直感的に戦闘を行うほかなく、各々が独自のアビリティを編み出しているようだ。
聖騎士
Paladin【ロール】タンク
【使用可能アビリティ】片手剣技、防御力増幅系バフ、敵視上昇系バフ、神聖魔法
【スタイル】
①重装騎士:重装騎士は、素早さを犠牲に、重厚な甲冑でその防御力を追求したスタイル。軽装騎士よりも安定した防御性能を誇り、継戦能力も高いことから、主にボスの敵視を取り攻撃を受け止める《メインタンク》の役割を請け負うことが多い。
②軽装騎士:軽装騎士は、兜を用いない、甲冑ではなくサーコートを身に纏うなど、重装騎士よりも素早さに優れ、そして防御に劣る。フルレイドなどにおいては、突然の増援などに素早く対応し、敵視を奪うことが可能となるため、《サブタンク》として採用率が高い。
《聖騎士》は、巨大な盾と剣を持ち、堅牢な甲冑に身を包んで敵の攻撃を受け止め仲間を守護する能力に長けている。
敵視を自身に向けさせ、その攻撃を多彩な防御力増加系のバフを駆使することで軽減しつつ、他の仲間が攻撃するための隙を作ることが可能。
全職業中、最も高い防御力を持っている反面、敵にダメージを与える能力に関しては、そこまで高くはない。
また、神聖魔法と呼ばれる独自の魔法形態を持ち、仲間の傷を癒したりすることも可能であるが、MP自体はそこまで高くないため、乱用はできない。
戦士
Warrior【ロール】タンク
【使用可能アビリティ】斧術、槌術、HP増幅系バフ、敵視上昇系バフ
【スタイル】
①斧術士:巨大なウォーアクスを持ち、タンクロールの中において最も高い物理攻撃力を持つスタイル。攻撃を受ける前に倒してしまうという《攻撃は最大の防御》の表れであり、単体攻撃が優秀なため《メインタンク》として採用されている。
②鈍器使い:ハンマー、或いは巨大な石版など、武器として扱えそうな鈍器全般を扱うスタイル。広範囲に対する技が多く、集団に対して攻撃しつつ敵視を奪うことができるため、《サブタンク》向きである。
《戦士》は、タンクの中でも比較的軽装で、斧など物理攻撃力の高い武器を装備することができる。他のタンクと同じく、敵の攻撃を一身に受けるが、その際に《防御力を増加》させるのではなく、《自身のHPを一時的に増加》させることで凌ぐ。
それ故、《聖騎士》よりも打たれ弱い面があるが、そのデメリットを打ち消すほどの瞬間火力を叩き出すことが可能。
プレーヤーから「あれはタンクではなく物理アタッカーだ」と、度々ネタにされているようだ。
黒騎士
Black Knight【ロール】タンク
【使用可能アビリティ】両手剣技、鎌術、暗黒魔法、敵視上昇系バフ
【スタイル】
①処刑人:身の丈程の巨大な両手剣を持つスタイル。攻撃の振りは遅いが、それにより深く刻み込まれた傷跡からは絶えず血液が迸り、それは継続ダメージを付与することが可能である。両手剣は咄嗟の防御にも用いることができ、その安定性から《メインタンク》に採用されやすい。
②死神:魂を刈り取る巨大な鎌を振るうスタイル。広範囲を薙ぎ払う一撃のほか、敵の攻撃力を低下させる、防御力を低下させるなどのデバフを与えることができ、《メインタンク》への強力な攻撃を軽減することができるため《サブタンク》向きである。
《黒騎士》は、そのスタイルにより装備品が大きく変わる特殊なジョブだ。《処刑人》の場合には、《聖騎士》と《戦士》の中間程度の甲冑を身に纏うが、《死神》の場合には《呪術師》のローブのような軽装となる。両手剣技、鎌術によって敵に様々なデバフを付与し、その攻撃の威力自体を軽減することで、自身の防御力の薄さを補っている。
また、《暗黒魔法》を用いる場合もあり、それは自分のHPを消耗させ攻撃力を強化するなど、捨て身の業であることが多い。
神官
Cleric【ロール】ヒーラー
【使用可能アビリティ】治癒魔法、補助魔法、杖術
《神官》は、純粋な回復能力に特化した《ピュアヒーラー》である。
受けた傷を癒す魔法を数多く保有しており、どれも強力であるが、然しそれは長いリキャストタイム(再使用制限時間)と、高いヘイトを誇るということを意味する。
回復役を優先的に潰すというAIは未だ敵に《意思》として残っているようで、ヒーラーとタンクは互いが互いの半身として連携することが重要である。
軍師
Strategist【ロール】ヒーラー
【使用可能アビリティ】軍略魔法、妨害魔法、敵視操作系魔法、剣術
《軍師》は、ヒーラー3種の中では《バリアヒーラー》と呼ばれる。
敵の攻撃を受ける前にバリアを展開し、それを遮断・軽減することで《ダメージを負わせない》ようにするためのヒーラーだ。
しかし、敵の攻撃を受け続けるとバリアは砕け、また強力な攻撃はバリアでは防ぎきれずにダメージを受ける。
そのため、神官や神凪とペアを組んでヒールを行うことが望ましい。
魔具としては、魔道書を用いる者が多い。
神凪
Kannagi【ロール】ヒーラー
【使用可能アビリティ】加持祈祷、召喚魔法、妖術
神凪は、ヒーラーの中では最も回復能力が低い。
継続的にHPを少量回復する《脈動回復》程度しか、神凪本人の回復魔法は存在しないが、人型を燃やして式神を呼び降ろすことで、回復をサポートさせることが可能。
また、回復魔法は少ないが攻撃・妨害魔法を比較的多めに持つ傾向がある。
武闘家
Monk【ロール】物理アタッカー
【使用可能アビリティ】格闘技、速度上昇系バフ
物理アタッカーの中で最も軽装の《武闘家》は、素早い肉弾戦を得意とする。
一撃の威力は《武士》《暗殺者》に劣るが、それを絶え間ない攻撃の回数にて補うことができる。
ダイヴ後の世界においてPK行為が横行している中、彼らがこの武闘家を多く採用するのは、直感的に戦闘を行うことができるためであるが、善良な武闘家プレーヤーは、それ故の風評被害に苦しんでいる。
武士
Samurai【ロール】物理アタッカー
【使用可能アビリティ】刀技、攻撃回数増加系バフ
敵の攻撃を見切り、素早く鋭い反撃を叩き込む物理アタッカーのひとつ。
ダイヴ以前は、主に敵の行動パターンなどが確定していたフルレイドなどにおいてダメージソースとして多く採用されていたが、敵の行動がランダム化した現在においては、実際に自分の目で攻撃を見切らなければならない、上級者向けのジョブとなっている。
武士のプレーヤーによって、扱う刀技はそれぞれ異なり、それを《流派》として玄人プレーヤーに教えを乞う文化が今も根付いている。
余談だが、甲冑と和服の2種類の装備が用意されており、どちらを選ぶかはプレーヤーの趣味次第だ。
槍術士
Lancer【ロール】物理アタッカー
【使用可能アビリティ】槍術、棒術、薙刀術
《槍術士》は、槍に限らず長柄の武器全般の扱いに長けている。
攻撃力はそこまで高くはないが、攻撃によって敵の防御を崩し、一定時間それを低下させるなど、足りない火力を補うための術が揃っている。また、槍などを支点に高く舞い上がり、急降下しながら攻撃をする《飛翔技》は、槍術士独自の技だ。
暗殺者
Assassin【ロール】遠近両用物理アタッカー
【使用可能アビリティ】短剣術、追跡術、弓術
《暗殺者》は、高い機動力と一撃の威力の高さが特徴的なアタッカーだ。
プレーヤーの間では《単体版の呪術師》と呼ばれ、事実、その命中率と会心率の高さ、素の威力などは物理アタッカーの中で最高峰である。
範囲攻撃を得意としないため、レイドなどボスを長時間相手にする戦闘などで採用率が高い。
見栄えの良さからダガーを扱うものが多いが、弓なども扱うことが可能。
吟遊詩人
Bard【ロール】遠隔アタッカー、バッファー
【使用可能アビリティ】弓術、その他楽器系
《吟遊詩人》は、ハープ状の弓や、或いは楽器そのものなど、音楽に関するものを武器として扱う。
戦闘中に楽器を鳴らし、それに乗せて響かせる歌声には仲間を鼓舞する効果があり、それにより攻撃力増加、防御力増加などにバフを付与しやすいため、攻撃力自体は低めだが、その分を仲間の増幅した攻撃力で補っている。
単身だと非力であるが、その真の能力はパーティにおいて最大限発揮できるだろう。
呪術師
Sorcerer【ロール】遠隔魔法アタッカー
【使用可能アビリティ】黒魔術、杖術、補助魔法
炎、水、風、土、雷の五つの属性を極め、自在に操ることで強大な神秘を引き起こす魔術師。
扱う魔法は長距離射程であり、また範囲、威力共に全職業中で最高峰であるが、長い詠唱を必要とする。
また、その威力ゆえに敵視を奪ってしまいやすく、攻撃を受けてしまうと非常に打たれ弱い。
敵視を的確にコントロールできるタンクと行動を共にするのが、ゲネシスオンラインでの定石だ。
召喚士
Summoner【ロール】遠隔魔法アタッカー
【使用可能アビリティ】召喚魔法、杖術、補助魔法
《召喚師》は、様々な精霊や幻獣などと契約を交わすことで、自らの従者としてその力を振るう魔術師である。
プレーヤー毎に扱う召喚獣はまるで異なり、またその召喚獣毎に能力も大きく違うため、状況に応じて様々な召喚獣を喚び覚ますことで、ヒールを行う、召喚獣に敵視を取らせるなど、臨機応変に戦況に対応することができる。これを器用貧乏と捉えるか、万能と捉えるか、それはプレーヤー次第である。